インドのピラニア

野球・相撲 時々その他 自由きままに書く インドのピラニアのように

「知っているようで知らなすぎる名選手」その4 長嶋一茂(前編)

「最初に感じたのは、妙な生き苦しさだ。」





「いくら息を大きく吸っても、呼吸が楽にならない。自分の周りの空気が、突然薄くなってしまったような感じだった。」





「心臓が爆発しそうなくらい鼓動が激しくなり、俺はもうこのまま死んでしまうんだと覚悟したくらいだ。」*1





長嶋一茂パニック障害だということを、知っている野球ファンは、果たして何人いるのか。
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芸能人というのは、得てして誤解を招かれる。TVに出ているいて、頻繁にその姿を目にする割には、その人のプライベートなり発言なり、一挙手一投足を「見た気」「知った気」にさせる。





しかしその実、その人の深層の奥底にある、根源というか信念というか、生き方の軸を知ることはない。誰だって帰ってから、生き方に苦悩する芸能人を見たいとは思わない。





仕事から帰ってクタクタな自分を尻目に、なに楽しさの全てを貪る獣輩集う芸能界で、お前はなぜそう思い悩むんや。こちとら泥水すすって日銭稼いどるんやぞ。それを「朝何時のロケが辛い」なんて言うんじゃねぇ。今すぐ変われ。俺がそいつになって、キレイな女優・アイドルを侍り、人生を吝嗇する。そう思いたくなる。いやそれが大半ではないか。





だが、リアルはその限りではない。この世界に疲弊し、マンションから飛び降りる女優。数十年単位で紡いだ芸人の善意の橋を壊し、YouTuberに魂を売った人。闇を見すぎたのか、陰謀論という明らかに怪しい橋を渡り、老境にして狂うラサール石井など、底知れる闇を見る。





そもそも、芸人・役者・アイドルと、悉くで若輩で感受性が求められる職業にて、理想と現実の間。頑張っても報われるとは限らない構造。





エンターテイメント故、「いい商品」の定義が、断トツで漠然としている現状。そして今後。安定する訳もない収入。そんな環境下にて、普通の人が気付かない視点を持ち、漫才やドラマに、そのありったけの矛盾・疑問・人生を昇華させる。そして与えられる不平等過ぎる対価。狂って当然である。





長嶋一茂は、まさにそんな構造の「トップオブトップ」芸能人として四半世紀以上、バラエティ番組を仕切る傍ら、「長嶋茂雄の息子」という日本史上最高のブランドを生まれながらにして手にする。





しかし、誰も知らないのだ。好きな食べ物も、妻子の有無も、そもそも野球選手としてのキャリアも。ほぼ知らない。というのに、誰もが知ったかぶりをする。バラエティ番組で天然な所を見せて、明石家さんま関根勤が、呼吸できず地に伏せているからだ。





だというのに、長嶋一茂パニック障害だということを誰も知らない。あんなに見ているというのに。視聴者は歪な姿をTVで見る。それを全てと思い、知った気になり語る。誹謗中傷も厭わない。





勝手に理想の芸能人像を型どり、タレントを押し付ける。妻子を蹴飛ばし、「俺が最も知っている」と傲慢する自らを、まるで客観視しようとしない。いや、「おもちゃのようなもの」と思っている故に、壊れたらまた探せばいい。幼少期に昆虫を踏み潰した時のような感情で、タレントを超合金と思い、接する。





例によって、全く知らない。いや知った気でいる長嶋一茂について、今回は紹介していこうと思う。知らないのに徒然と書く、ダブルスタンダードに気付かないふりをして。





長嶋一茂。1966年1/26生まれの55歳。1987年ドラフト1位でヤクルトに指名される。長嶋家の四人兄弟の長男。知ろうと思わなければ、知らない情報が溢れてくる。





一茂(フルネームだと面倒なので、以後一茂に統一。めちゃくちゃ失礼だが。)が、イメージと最も違うところを挙げようとするなら、彼はあの長嶋茂雄が大好きだという。





今でも、「自分は日本一の長嶋茂雄ファン」と公言するほど仲が良く、同時に尊敬している。初めはその親父に憧れ、小4から少年野球に勤しんでいたが、程なくしてマスコミの目にさらされる。至極当然として小5で野球を辞めた。





そして恐ろしいことに、野球を再開したのは高校からである。およそ野球歴7年でドラフト1位を手にしている。そして、そのドラフト1位は、決して客寄せや注目を浴びるための物でもないらしい。





落合博満曰く「練習すれば親父を超えてた」と言われる程の素質が、一茂にはあった。もう高校の頃から180cmを優に超えて、技術だけ体得していない大器がそこにあった。高校・大学のチームメイトで、プロ野球選手にもなった矢作公一は、当時を振りかえる。





「その練習風景を見ても、あぁ、この人は野球をやっていなかったんだなというのがよくわかりました。普通に言えば、ただのすごく下手な人だった。だけど...」





「同時に、彼はとてつもない潜在能力を秘めていた。塁間じゃなくて直線を走るとか、何かをめがけるのではなくただ遠くにボールを投げるとか、あるいは素振りじゃなくてただ棒を振らせたりとかすると、ものすごい。」





「何ていうか、原始的なパワーとスピードは人間離れしているといっていいくらい。野球の技術はまだゼロだけど、もし俺が高校野球の指導者だったら、こんな選手を育てたいと思わせるタイプの人だった」*2



もっとも、既にこの時点で一茂の体のコンディションは悪かった。肘が剥離骨折していて、騙し騙しでプレーをしていたらしい。しかし、一茂がマウンドで投げると140kmは出ていたという証言が相次ぐ。野球歴皆無の肘に不安を抱えた選手が出す数字ではない。





それと同時に悲しいことも書かれていた。高校から野球を再開したのは「復讐」が主な理由らしい。





別に野球が嫌いということではなく、むしろ好き。でないと、以後野球漬けの生活に耐えきれる訳もない。真相は、ミスターが監督を解任された怒りからである。





「復習という言葉が、毎日頭の中を駆け巡っていた。あの頃は身の回りにあったあらゆるものに、リベンジと書きつけていた。鉛筆にも、筆箱にも、カバンにも。」*3





この文章を機に、私の長嶋一茂というタレントの印象はガラリと変わる。彼は天然で天衣無縫な人間であると、TV越しに勝手に考えていた。もちろんそういう面もあるだろう。ただ、それはほんの氷山の一角に過ぎない。





直情で感受性が高い。塞ぎ込むのではなく、怒りをパワーに変える。能天気にのらりくらりと躱すのはあくまで表向き。プライドからそうしているだけ。本質は執念・怨念をエネルギーとして、むしろヒステリックが見え隠れするような、そういう人間性が垣間見えた。まぁ俺も何も分かっちゃいないが...。





大学時の成績も、ドラフト指名されたであろう選手とは一線を画する。六大学戦の成績は、大学3年春.176/3年秋.231という打率。いや、ほぼ高校から野球を始めた選手としては、これでもすごいのだが、ミート能力が壊滅的。しかし、3年終了時点で5本打っている。これ以上なく素材型である。





しかし、大学4年生でその素質が開花する。4年春では打率.340まで上げ、秋でも4HRと打点王に輝き、2回連続のベストナインに選ばれている。その成績が買われ、日米野球大学選抜に、後の「球界の頭脳」古田と共に戦う。





通算打率.225・11HRという、打率だけ見ると物足りないが、大学4年で適応したこと。そして、あの長嶋茂雄の六大学記録8HRを超えている。そして、アジア選手権の中国相手ではあるが、130mのバックスクリーン弾も放っている。





しかし、流石に六大学野球で父越えのベストナインといっても、それより打っている選手はごまんと居る。これよりちょっと後に、高橋由伸は田淵越えの通算23HRを記録しているし、阪神・岡田に至っては、打率.379・20HRである。





マスコミに持ち上げられたか、或いはレベルが低かったか。ドラフト1位の人材ではないように思える。少なくとも、指名外までは言い過ぎかもだが、ドラフト下位で取る選手なのかなぁと。一茂を軸にドラフトを回すのは、今の常識からしたらかなりの冒険ドラフトだと思う。





ただ、自伝を見る限り、一茂の問題点は別の所にあったと思う。野球の経験の無さも勿論なのだが、真の問題はおそらく当時の不遜とした態度だと思う。





一茂は慢心していた。自伝でもそう本人が公言しているし、読者の私から見てもそう思えた。「プロ野球選手になれば、ホームランを5・600本打つことを、『確定した自分の運命』だと思っていた」と語っている。





そして、私も「ルーキーで1軍キャンプに招待されて、アメリカに渡る」という記述を見て、一茂の驕りと、当時の世相の恐ろしさが垣間見えるようになった。





通用するはずがない。岡田であり高橋のように、そしてミスターのように、「別格」という成績を叩き出せていたなら、話は別である。しかし一茂の素質は「別格」であっても、現時点の実力は「別格」ではない。





実際、落合と野村は一茂を見て「時間はかかるが、素質がスゴいから大成できる」という旨を残している。しかし、あくまで完成図が良いだけである。普通なら、オープン戦すら臨んでいないこの状況であれば、2軍スタートが当たり前である。それを進言したのが、母親だけだったというのも悲しい。





そして、このころ既に、一茂のメンタルは限界をとうに超えていたのではないかと私は考える。何故なら、4年生秋・キャプテンとして臨んだ六大学野球にて、優勝出来なかった日の夜、彼女の実家で大泣きして、翌日の昼まで寝てしまったエピソードがあった。





「彼女の実家で泣く」。そんなこと、「彼女の家で自身の両親のお悔やみを聞く」以外無いはずなんだ。しかも、泣くとしたらすぐ家帰って実家で泣くはずなんだ。





だというのに、こんな状況になるということは、理由はただ一つ。「既にメンタルが限界をとうに超えていた」という他にない。30歳になりパニック障害を起こすことも全く不思議ではない。むしろ当然か。





この精神状態でプロ野球に臨んで、良い成績が出るはずがない。普通のサラリーマンでも、休職に追い込まれそうな状況。そして更に増える取り巻き。ボロボロな心と裏腹な過信した自信。どんな花も、こんな状況では咲かないと俺は思ってしまう。





長嶋一茂。やはり俺は何も知っちゃいなかった。性格も闇も、更に知りたくなったし、纏めたくなった。大長編になりそうな予感。後編へ続く。













<これも是非>
mochan9393.hatenablog.jp
前回特集した選手小鶴誠。あの伝説の161打点は如何にして作られたか。必見です。





mochan9393.hatenablog.jp
巨人という事もあり、巨人の星の伝説の迷回の記事も是非見て欲しいものです。実名で長嶋・王が出ていたもんなぁ


















シーユーアゲイン なにもあげん

*1:長嶋一茂の自伝「三流」p223より引用

*2:「三流」p36より引用

*3:「三流」p27より引用

照ノ富士という「鬼」がいる話

最初に見た時は、まだ若三勝と名乗っていた。





大相撲を長く見続けてみると、幕内だけ見たい時と、十両だけ見たい時、もう忙しくて全然見ない時のように、ちょっとしたバイオリズムがある。





実は幕内よりも、十両~幕下上位5番が最も面白かったりするもんだ。十両と幕下では天と地の差がある。十両になれば、月収100万を軽く越える総合商社マンのようなお金が舞い込むが、幕下では小遣いにもならないちょっぴりとした給金しかもらえない。





八百長が起こったのも、まさにこの差が如実に現れる「大相撲のハザマ」で取り沙汰されたことだった。誰だって収入がほぼないひもじい生活を送りたくない。大相撲がどん底に落ちたのは、その圧倒的な現実によるものだった。





ただ、若三勝は一目でそんなタマではないことがすぐ分かった。というよりも十両力士では相手にならなかった。まず大きい。2まわりは大きい。把瑠都を思わせるような馬力。そして別格の眼光を土俵で飛ばしていた。運慶・快慶が作ったのかと思うくらいの、エッジの効いた眼光を飛ばしていた。






その力士は間もなくして、照ノ富士と名を変える。日馬富士や宝富士が居る、相撲部屋でも強豪中の強豪。稽古相手には困らない。どう見ても強くなりたいというオーラが画面越しで伝わってくるヤル気。照ノ富士の出世を予感するのは、未来にタイムスリップしてから宝くじを買うほど簡単な予想だった。
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以前白鵬を特集した時、その上位対戦を全く苦にしなかったことを挙げた。しかし、照ノ富士はその白鵬よりも早く適応したのかもしれない。





特に、関脇在位時の勝率が脅威である。事実、関脇在位2場所で即大関は例がない。何故なら大関昇進には「三役で3場所合計33勝以上」という基準がある。そして、年6場所になった1958年以降では、3場所以下で昇進した例はない。しかし、照ノ富士はそんな前例ですら超えていった。





大相撲中継を通じてという、生のど真ん中な情報ではない、画面越しというちょっと頼りない印象しかないんだけども、それ程照ノ富士の強さ。というより相撲内容が別格だった。





立ち合いで力士を捕まえるや否や、一瞬で抱え込み相手の体を起き上がらせる。何なら上手取れなくても、そのまま相手の腕を極めて出る。





そして左上手をぶんどる王道の右四つは、同じ右四つでも白鵬とはまた違う趣を感じさせた。技の白鵬・力の照ノ富士大関にあがった当時の相撲は、「白鵬世代」とも言えるモンゴル・日本人同世代の力士が上位を占めていた。その中で22・3で大関になっている照ノ富士





明らかに、これからも背負っていく力士になる。恐るべき力士になる。ていうか今恐ろしい。「松坂の初登板でもあったのか」という感想だが、どのファンも相撲関係者でも、そう思っていただろう。大関になった直後までは。





大関二場所目の13日目・稀勢の里戦。この勝負から暗雲立ち込める。稀勢の里の寄りをこらえていた所で、恐れていた懸念が現実になる。右ひざから崩れ、場所後の検査で「右膝の前十字靱帯損傷・外側半月板損傷」という大怪我をしてしまう。





ていうか、負傷した後も優勝決定戦まで休場せず堪えている時点で、どれだけ精神力があるんだよと思ってしまう。元々左ひざも悪いらしく、大型力士の職業病とも言える、「相撲が大きすぎて、膝や腰が耐え切れない」という懸念が、照ノ富士にも当てはまってしまった。





ここからの照ノ富士は、まるで時化のタンカーの如く、不安定な相撲・星取に変化していった。稀勢の里と優勝争いをしていたかと思いきや、突如崩れ2勝13敗という、TBS時代の横浜エースみたいな成績も残してしまう。





「勝ち星が1つでも多く欲しい」とすぐ分かる相撲の荒さ。関脇まで毎場所のように体が張り、新たな技能を覚えていた余裕が影を潜める。そして、場所ごとに増えるテーピング。





右肩・左膝・右膝と、取れないテーピングが徐々に分厚くなっていく。休場も多くなり、土俵上で毎回膝を痛めて、苦悶の表情を見せるのが、そんな珍しい光景ではなくなってしまった。





関脇の琴奨菊大関復帰を懸けた場所で、立ち合い鋭い琴奨菊の当たりに、膝が耐え切れないと判断しての立ち合い変化。真っ直ぐ当たらない相撲で、琴奨菊の再起を断ち、国技館は異様な雰囲気に包まれていたのを覚えている。





大関から落ち、関脇でも15日取ることも出来ない。平幕に落ちて土俵にも上がれない状態になり、十両に落ちてもまるで勝てない。眼光鋭く睨みを聞かせても、体中に出来たできものと、たるんだお腹では勝てるはずもない。治療に専念するしかなく、幕下・三段目・序二段まで落ちてしまった。





気付けば、体のあらゆるところに古傷を抱え、糖尿病・Ç型肝炎・腎臓結石と、もはや相撲はおろか、20代で死ぬんじゃないかと疑うような状況に瀕していた。実際、余命2年と宣告されていたらしい。*1もはや相撲どころじゃ無くなっている。





洋式便座にすら座れなく、人の手助けがないと用を足せない。もちろん相撲の蹲踞も出来ない。当時の状況を照ノ富士はこう振り返っている。




「膝を怪我しながらも、稀勢の里関(当時)と優勝争いをしたし、2場所連続準優勝もできた。でも、その後、体は限界まできていました。こんな酷い状態が続いたら、『何年か後には死ぬんだろうな』と思ったくらい、苦しみました」

(中略)

「病気を治しながら、3回めの膝の手術をしたんです。いちばんつらかった。洋式のトイレすら座れない。つねに隣に人がいないとダメで、車椅子生活のようでした」*2

元気な時なら、筋トレも稽古もやればやるほど良くなるのに、やればやるほど悪くなっていくんですから。もう、そうなると気持ちの面でもやる気がなくなっていくんです。幕下に落ちた時には、「今度こそ相撲を辞めよう」と開き直り、関取の証である白廻しを捨てました。

(中略)

体は脂肪だらけになっていて、歩くのもつらいほどでしたけど、そんな状態でもジムには行っていました。この頃はベンチプレスが90キロも上がらなかったんですよ。大関時代は200キロを挙げていたのに。スクワットも昔は320回とかできていたんですけどね……。*3



2019年春場所、序二段に照ノ富士が戻ってきた。元大関が、序二段に立つ。大関は8割方大関を陥落した時点で引退する。幕内陥落するまで現役で粘る大関ですら珍しい。今までの大相撲史において、十両以下に陥落する大関ですら例がない。ましてや序二段。半分素人のような人も居る地位に、大関が居る。





もちろん7戦全勝。しかし、相撲内容にかつての面影はない。前に一歩も進めない。「勝つ」というより「あしらう」という表現が正しい相撲だった。
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大関でなくても、幕下以下まで落ちた力士は何人か居た。しかし、そんな力士でも復帰して格下と闘うと地力は圧倒的な差があった。相撲にならないような取組が目立っていた。だが、照ノ富士はそれよりも下の地位で、取るのがやっとのような相撲だった。





何故なら、序二段の優勝決定戦に負けてしまうくらいである。大関経験者が序二段の優勝決定戦に負ける。私は今でも信じられない。今、白鵬なき大相撲を横綱として支えている事実を。





三段目でも幕下でもどこかで1回負けている。幕下10枚目で全勝優勝して十両に復帰しても、他の力士の方がもっと力強く戻ってきた事実を知っている。というよりもここまで戻ってきたことが、もう奇跡なのではないか。





十両に戻ってきたころである。取組を見るにつれて、私の疑念が確信に変わっていく「あれっ…照ノ富士強くね…?」





1場所ずつ着実に、そして徹底的な稽古の効果か、毎場所のように取組の内容がよくなっていく。十両を含む2場所で通過。若三勝の時を彷彿させるような無敵っぷり。いや、荒さが影を潜めてあの時は超えているか…。





そして、幕内復帰である。奇跡が起こる。幕尻幕内17枚目での13勝2敗の復活優勝。幕尻優勝は史上2例目。大関以下での2回優勝は最多タイ。そして奇跡の復活優勝である。大関を張り横綱を見据えていた朝乃山ですら、何もできず土俵を割った。
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いつしか三役に戻り、大関にも戻り、横綱になっていた。以前は「俺が優勝しなければ、誰が優勝するんだ」と公言するほどの人が、まるでカオナシが風呂でも入ったのかと思うほどあか抜けて、抜けすぎて高僧のような精神状態になっていた。





もう誰が見ても、明らかに精神面では照ノ富士横綱にふさわしいし、あんな仮想通貨みたいな浮き沈みを体感しているから、もう他の力士が精神面で追いつけるわけもない。圧倒的に経験値が不足しているし、同じ経験してほしくもない。





それとは裏腹に、あの膝の分厚すぎるテーピング。いつ再起不能になるか分かったもんじゃない。横綱として長く続けられることは99%ないだろう。本人が最も分かってる故、明日を捨てた強さを手にしている。現役を退いて車椅子も覚悟してそうな印象。これを退けるのは並では出来ない。





白鵬がいなくなり、照ノ富士が支える今後。図抜けた力士が早急に欲しい流れ。しかし、今の照ノ富士を退けられるものか。大相撲は鬼の住処。その住処に鬼の形相の山が居る。それが照ノ富士である。











<これも是非>
mochan9393.hatenablog.jp
照ノ富士という強さの人間も居れば、こういう力士のように3回しか勝てずに引退した力士も居たりする。プロとは何か。力士とは何か。それを考えさせる記事。





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同じく色々な力士が居るという話。横綱になることだけが偉いという話でもない。壮絶なハンデを背負ったとある力士の相撲人生。

















シーユーアゲイン なにもあげん

「頑張る」を真剣に考えなければ

「秋晴の候、貴社におかれましては、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。」

 

 

 

 

 

こういう文を書きながら、私は今年の人生を徒然と過ごしてきた。ただ、この時候の挨拶を他人に渡すことは、おそらく二度とないだろう。この文は、朝一の文字の書き取り練習で使っている文章なのだから。

 

 

 

 

 

2021年は、私にとって忘れられない年になるだろう。去年の今頃に転勤となり、そこの職場で上司と上手く行かず、パソコンを8時間半眺めるだけの傀儡になった。

 

 

 

 

 

忙しいよりも、暇な方が人間は耐えられないらしい。仕事が出来ず、というよりも「出来るまで面倒を見てくれない」し、「出来る分量の仕事もない」な環境で、私はもうどうでも良くなった。

 

 

 

 

 

年が倍も違う、ただ年齢を重ねているだけのくせ者ジジイに「マイナス100点です」と言われ続け、頭がおかしくなった。教えてもないのにそんなこと言うなよと、次第に衝突が激しくなり、病院を勧められた。人事は「仕事でしょうがなくやってますよ」と言いたげな顔で接していた。その職場に、信用できる人は居なかった。

 

 

 

 

 

ということで、4月から休職してそろそろ復職できそうというわけで、このように皮肉な時候の挨拶をしたためているのである。「お変わりありませんか」じゃないのよ「おかわった」んだよ私は。

 

 

 

 

 

心療内科に行って、別に鬱でもなかった私は、「忘れられたビックウェーブ」が到来した。社会人初めての、本当の意味での大型連休である。

 

 

 

 

 

「寝て起きてたら金が入ってんだ」と、龍が如く6のビートたけしが、あぐら搔きながらパフェ食っているシーンと同じ状況になり、今まで出来なかったゲーム・里帰り・旅行に温泉と、別に裕福ではないし、貯蓄を崩す生活になってしまうが、齢28にして「悠々自適」な生活を経験したのである。

 

 

 

 

 

もちろん、ずっとそんなことをし続けて会社が許すわけもないし、復職した際に負荷が強すぎて、いよいよ戻れなくなるのも怖いので、リワークに行くことにした。結論から言えば、ノルマも怒られることも全然ないので、こういう職場あればいいのにと、漠然に想いながら、のほほんと過ごしていたのである。

 

 

 

 

 

「頑張るってのはなんだろう?」

 

 

 

 

 

作業の途中で、ふとそう疑問が浮かぶ場面が目立ってきた。ずっと、そう心の片隅で思いながら生きてきた。

 

 

 

 

 

元々、そういう事を考えるタイプの人間だった。こういう哲学的で答えが出ない仮説を、延々と自問自答するのが好きだったし、「人生はこういうことを考えるもんだろう」という信念の下、このコンクリートジャングルの上で格闘していた訳である。

 

 

 

 

 

ただ、「頑張る」ということに関しては、物心がつき、興味のない授業を聞きながら無意識の内に、ああでもない。こうでもない。と頭の細胞をめぐらしたあの日から、いの一番で、もうかなり懐疑的だった。

 

 

 

 

 

「頑張るって何???」ずっとそう思っていた。休職中の半年間、その念がさらに大きくなり、改めて考えなければいけない、状況と時間を創りだした訳だ。

 

 

 

 

 

 困難にめげないで我慢してやり抜く

 

 

 

 

 

 

まず意味を知っとこうかと、軽くgoogleってデジタル大辞泉で調べた。読者と私が思っていたであろう意味が返ってきた。「困難にめげないで我慢してやり抜く」こと。それが頑張るの意味らしい。

 

 

 

 

 

しかし、いま私が経験しているこのビックウェーブはなんだ。社会に溶け込めず、それでも踏ん張って、でも頑張れず会社という枠組みから外れて、半年間も休めている。

 

 

 

 

 

頑張って、いいことが無いのだ。

 

 

 

 

 

もしこれ以上頑張っていたとしたら、打ち勝っていたとしても、この半年の休みは貰えず、引き続きあの「そびえ立つクソ」上司の、クサイおまるに付き合わなければいけなかった。

 

 

 

 

 

このまま頑張り続けたら、還暦まで長期休暇はもらえなかった。その事実は確定。それだけならまだしも、60までも生きられないという「強制終身休暇コース」も少なからずあったわけだ。「人生100年」コースもあるというのに、私の母親は、正しくそのコースを選択し、既にこの世からオサラバした。

 

 

 

 

 

そもそも、何故人は頑張るのか。頑張らなくてもいいのである。生きているだけでもう充分なはず。「寝て起きて寝る」これだけで絶対幸せなはず。頑張らずのほほんと生きるだけ。頑張らなくていいんだホントは。

 

 

 

 

 

人が頑張る理由。それは「対価」に他ならない。100頑張ったとしたら120の対価を貰えるから。それ以外にない。もし頑張らずにして120の対価を貰えるのであれば、人は確実に頑張らない。

 

 

 

 

 

ただ、この世を生きていくにおいて、この「100頑張り→120戻し」のケースがあまりに少なすぎる。むしろこの通りになったケースの方が稀である。でも、ビジネス本は頑張ることを勧める。そして、人生ずっと頑張り続けるという、「無限の暴走機関車」に乗せようとしている。

 

 

 

 

 

そもそも、「頑張っているな」と思う時点で、もう自分のキャパの限界の20%は頑張ってしまっている。じゃないと「頑張っている」と思わないから。それを続けたらどうなるか。いつかは車輪を外れ、どこかの民家に突っ込んでしまうだろう。この未来が透けている今、もう頑張るなんて思ってはいけない。

 

 

 

 

 

成果が出ている時は、得てして「頑張っていない」ケースが多い。戦力になれている職場では、仕事が嵩み残業が多くなっても、そこまで頑張っているとは思っていなかったし、そんな自問自答もしていなかった。ただ客観的に見ると、その時の方が「頑張っている」のだ。

 

 

 

 

 

俺が最も「頑張っていた」時は、そんな仕事がある状態じゃない。何も仕事がない状況で、8時間半会社のパソコンでネットサーフィンしていた時だった。

 

 

 

 

 

兎に角、あまりに余った時間を何とかして潰さねばならないと「頑張って」いた。その努力量は、無限に続く仕事の比ではなかった。暇をつぶすことよりも、頑張った仕事はない。

 

 

 

 

 

しかし、そんな人生一頑張った状況だったとしても、その努力が報われることは10000%ない。だって8時間半ネットサーフィンしているだけだから。こんなのに対価をくれるはずもない。客観的には「サボっている」しかし、主観的には「頑張っている」のだ。

 

 

 

 

 

家事を例にとっても、洗濯とか炊事はとても骨の折れる作業ではあるが、果たしてこの作業に対して「頑張っている」と言えるだろうか。いや、間違いなく「頑張っている」のだが、この作業に対価をもたらすことはないだろう。

 

 

 

 

私が思うに、「頑張っている」と思っているなら、おそらくその作業が「向いていない」と同義だと思う。誰も順調に進んでいるゲームをプレイしながら「俺、頑張ってるなぁ」なんて思わないのだから。頑張っているという思考になるときは、大抵無理をしている時だし、その作業が向いていないだろうから。

 

 

 

 

 

話は元に戻る。そのリワークにて、おそらくよっぽどの事がない限り使わないであろう時候の挨拶を、朝一で丁寧に書いている。おそらくここで頑張ったとしても、何も得るものはないだろう。対価が見込めないものは頑張らない。私は、やっているように見せてほぼサボることにした。

 

 

 

 

 

周りを見渡すと、遮二無二その文を書いている人ばかりだった。同じような症状と、職場の境遇な人が集っているのだから、それで職場復帰と信じて「頑張って」いるのだろう。しかし、「ただ文章を書きとる」ことが頑張っているのだろうか。この作業が報われずに、精神面でくじけたりするのだろうか。本当に無駄な悩みを抱えてしまいそうだ。

 

 

 

 

 

そういう人たちの仕事を引き継いでいたが、他の仕事も決まってミスばかりである。職場復帰したところで、また上の人にガミガミ言われて、元通りになる未来が透けて見える。

 

 

 

 

それを果たして「頑張っている」と言えるのだろうか。傍から見れば、精力的に動いてはいるが、この動きが対価で支払われることは、おそらくないだろう。私はこれを反面教師にして、また「頑張る」について考え、そして行動していかねばならない。

 

 

 

 

 

「頑張る」というのは、「1日1日やることをやる」こと。そして、その行動に対価を求めないこと。それ以上でもそれ以下でもない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<これも是非>

 

mochan9393.hatenablog.jp

昔書いた。こういう系統の記事です。これの悩みも最近解決しまして、「つべこべ言わず早く寝る」答えはいつもシンプル

 

 

 

 

mochan9393.hatenablog.jp

インドのピラニアで初めて書いた記事です。本来はこの記事くらいふざけた人間です。下痢って毎回つらいよね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シーユーアゲイン なにもあげん

最強焼き肉屋 スタミナ苑を知ってるか

大都会というのは、眩しい夢で人を引き付け、得てしてその陰に漆黒の闇が巣くう。

 

 

 

 

 

それは、世界と比べて治安が劇的にいいと言われる東京とて例外ではない。一都市の中に、六本木と足立区が同居している件だし、山谷というドヤ街だってある。

 

 

 

 

 

足立区。あのビートたけしを生み、それの代償からか、未だに若過ぎるメイクが10年前のヤンママが闊歩する、あの足立区である。葛飾区・荒川区・小岩のようで、そことはまた一線を画しそうな場所。良くも悪くも「東京」なんだよバカヤロー。

 

 

 

 

 

その足立区でも外れの方に、鹿浜という場所がある。赤羽からバスに揺られて、15分くらいした後、気持ち歩いたところに、3丁目の夕日に出そうな佇まいをしている、商店街の中でも古びた建物と、めちゃくちゃひん曲がった木が見えるはず。

 

 

 

 

 

そこが、芸能界で図抜けた食通、寺門ジモンが「肉の天竺」と絶賛する伝説の焼き肉屋。「スタミナ苑」である。

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最寄り駅が東京の外れの赤羽。それも、そこからバスでしっかり揺られるという、コンサルティングの営業から怒られそうなマーケティングでありながら、ここ数十年、開店前から行列が続く。

 

 

 

 

 

「予約は回転率が悪い」*1という理由で、どんなお偉いさんだとしても、予約せず1時間前から列に並ぶという、「お客が店を選ぶ」のではなく、「店がお客を選ぶ」という、フェラーリ・グッチと同じシステムだと考えて欲しい。にしては面構えが仕上がりすぎているけども。

 

 

 

 

 

そんな焼肉のレジェンド店なんですけど、「予約を一切取らない」システムと「高いけどギリギリ食える値段設定」のおかげで、普通にサラリーマンとして働いていても、この店には「やる気」さえあれば、入店することが出来ます。「喰う気」かな正しくは。範馬勇次郎と同じ表現だけども。

 

 

 

 

 

そして、このブログをせっせと更新しているスーモも、この焼肉屋は年1~2のペースで通算5回以上は一応入店しているので、ちょっと恐れ多いかもしれませんが、今回ここで語らせてもらいます。

 

 

 

 

 

「別に取材許可とか貰っていないのに、ここで語るのもどうなのか」と、ややグレーな記事かもですが、そもそも「取材と感想の境目」ってどこなんだろうか。これは意外と哲学的な話になりそうですね。

 

 

 

 

 

勝手に不安になってしまいましたが、寺門ジモンがyoutubeで1時間くらい紹介されているんで、たぶん大丈夫です。あと、取り上げようが取り上げなかろうが、その行列が途切れることもないし、迷惑がかかる程、行列が増えるわけでもないはず。そういう考えを念頭に置きつつ、紹介していこうと思います。

 

 

 

 

 

まず、開店時間が5時なんですけども、その時点で並んでしまってはアウトです。並んでいない日などないので、ほぼ100%1回転目で入れず、また1時間並ぶ可能性があります。

 

 

 

 

 

ちなみにジモンは、スタミナ苑に行くときは「1日仕事」らしいので2・3時間前から並んでいるみたいです。真夏に訪れる際は、冷たい飲み物を忘れずに。

 

 

 

 

 

私は、さすがにそこまでのやる気は無いので、1時間前位に並びます。つまり、どう入店しようが、1時間以上は並ぶことを覚悟しましょう。しかも午後4時に並んで5時に喰うので、お昼は控え目に。食欲という魔獣を上手く手懐け、日本一焼肉を喰らいましょう。

 

 

 

 

並んでいる最中、店主がせわしなく働いているので、当然迷惑をかけずに。謙虚に待ちましょう。スタミナ苑のおやっさん、今では絶滅危惧種と化した、本物の「江戸っ子」です。ビートたけしか、立川談志でしか聞いたこと無い喋り方です。マジで肉に懸けた男なので、こちらもありがたくお肉を食べましょう。

 

 

 

 

 

そんな店主が開店間近になると、「今日は○○が美味しいよ」と教えてくれます。そういう計らいも、チェーン店に慣れたお客からすれば、やや不思議な印象を受けますが、それ以上に勧めてくる食べ物が独特です。

 

 

 

 

 

5・6回行って、1回も肉を勧めてこない。ほぼ野菜。しかもピーマンやしいたけ。およそ焼肉屋で食べる品物ではない。

 

 

 

 

 

何がいいたいかというと、「肉は美味くて当たり前」なんです。この店は、決して肉で勝負している店ではないのです。あくまで総合力。肉なんか他店舗に勝って当たり前。おそらくそんな焼肉屋ここくらいのものです。

 

 

 

 

 

そのピーマン食べたら分かります。その日、ピーマンを種ごと食べましたもん。店主が「種ごと食えるから」と言ってたので、その通りに食べただけなんですけど、これが本当に旨い。間違いなくスーパーで食べられないし、本気のピーマンの味、エグいですよ。勿論しいたけも別格に上手かった。もう肉喰ってる時くらい肉厚でしたね。

 

 

 

 

 

「グルメリポで、食べ物を食べ物で例えちゃダメですよ」と、ジモンにもっともな苦言を呈していた渡部さんはさておいて、やはり美味しいので、知人や先輩と行ったりするんですけど、その先輩が「野菜の店」っていうくらい、野菜がズバ抜けている。

 

 

 

 

 

野菜が美味しいというのは、何も焼いた野菜だけではなくて、サラダがもう美味しい。ここのサラダ、全国一美味しいと思いますね。もう、別に全国を渡り歩いたわけでもないんですけど、ここはちょっと別格。

 

 

 

 

 

人生で初めて「おかわりしたサラダ」でしたね。サラダバーでのおかわりはもちろん抜きにして、あの単品で出てくるサラダでおかわりしてしまいましたね。それくらい旨い。

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しかも、このサラダに似ている味がないんですよ。なかなか上手く表現が出来ない味ですね。でも旨いんですよ。これに似たドレッシングも多分ないです。ただめちゃくちゃ旨いです。俺だけでなく、知人もおかわりしてましたから、これは是非味わってもらいたい。

 

 

 

 

ここまで焼肉屋だというのに、肉の紹介に入れていない所も、スタミナ苑の恐ろしい所です。こんなお店ですが、肉が最も美味しくないなんてことはないです。当然ですが全肉が旨いです。

 

 

 

 

 

おすすめしたいのは、店主が紹介していなかったとしても、ここのレバーは絶品だと思います。ここのレバーは溶けますね。「よく焼いて」と言われたりすることもあるんですけど、鮮度が半端じゃないので、本当にちょっと焼いたくらいで大丈夫。お店に迷惑をかけない位にね。

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あと、ミックスホルモンを頼むと、普通のホルモンと混じって、「どこの部位??」と疑問符がつく部位がしこたま出てきます。でも大丈夫です。全部美味しいし、全部コリコリしています。それも全部違うコリコリ。

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そんなことないですけど、もしお腹を焼肉で壊してしまった場合は、ここのトイレに駆け込みましょう。めちゃくちゃキレイです。「どんな店が美味しいのか」という回答に、ドンピシャで答えを出し続けています。女の子連れていっても安心です。ただ、肉の美味しさを追及しているので、排煙装置はありません。ちゃんとパーカーか2軍の服ってLINEで伝えましょう。

 

 

 

 

 

ここまで、ずっとスタミナ苑のいい所をばっかり言ってきたんですが、注意が1つだけあって、この店は食べ過ぎが天敵です。天敵過ぎます。いい肉・いい食材過ぎて、満福中枢と脂で、思ったより早く満腹になります。

 

 

 

 

 

私も1回ミスってしまったんですが、美味しすぎて注文しまくった結果、最後に霜降ったカルビを残してしまいました。極上肉を廃棄処分させるほど、愚かなことはありません。あの時、結構お腹いっぱいの時に、友達が独断で頼んだ上カルビ3人前。マジで今も恨んでいるからな。

 

 

 

 

 

当たり前なことを言ってると思うかもしれませんが、どんなに美味しいものでも、満腹では食べられません。それがスタミナ苑のA5特上肉であっても、この方程式に抗うことが出来ません。このお店に来るときは、お昼はセーブして来るように。間違ってもチキン南蛮を食べないように。

 

 

 

 

 

こうして、一通り食べたあとのシメも焼肉の醍醐味だし、そこにスタミナ苑がこだわっていないはずもなく、シメにも看板メニューが存在します。それがテグタンスープです。

 

 

 

 

 

通常の焼き肉屋で並ぶテグタンスープとは、「同じものを指しているのか」というレベルで違います。多分この世で最も濃いスープです。旨さも濃さも別格。

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私がスタミナ宛で一番好きなメニューは?と聞かれたら、おそらくテグタンスープです。しかも満腹なのにお腹に入るのがスゴい。序盤でこれだけ食べて帰っても、充実して帰れますね。

 

 

 

 

 

この焼肉屋に行って感じたのは、やはり「肉は旨くて当たり前」という姿勢。「○○の△△が人生食べた中で1番旨かった」。こういうことを友達から聞くこと、よくあると思うんですが、スタミナ苑はそんな「人生一旨い」を、ほぼ全ジャンルで塗り替えてきますね。

 

 

 

 

 

サラダ・ホルモン・カルビ・スープと。もう、専門店でも天下取れそうな質を焼肉屋が提供しているという。こんなことを他の焼肉屋でやれる店、俺は無いと思うなぁ。

 

 

 

 

 

これを見て気になった方は、寺門ジモンyoutubeチャンネルの、スタミナ苑回を見ることをおすすめします。それを見た後に、お祝い事があったら行きましょう。前にも言いましたが、安くは決してないですが、手が出ない価格ではないです。多分この価格帯では破格だと思います。

www.youtube.com

 

 

 

 

最後に、このお店に来た有名人の筆を見て、この記事を終わらせるとしましょう。

 

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安倍 晋三

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<これも是非>

 

mochan9393.hatenablog.jp

スーモはまだこども寿司を食べてしまうという話です。普通のネタも大好きなんですけど、こども寿司にはこども寿司なりの美味しさがあるんですよ

 

 

 

 

 

 

mochan9393.hatenablog.jp

社会人の傍らでお笑いをやっているという話。スタミナ宛もいいですが、お笑いやってる時も「生きている」感じがして、たまらないですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シーユーアゲイン なにもあげん

2021年 キモすぎるMLBシーズン記録をまとめてみた(野手編)

投手編を見てくださったMLBファンの方、いつもありがとうございます。スーモです。





お陰さまで、ブログ閲覧累計3万viewを達成したみたいです。ありがたいっすね。山梨の大月市がそれくらいらしいので、大月の皆様には特に御礼申し上げたいところです。あと前日にUP出来ずに申し訳ございません。





ただ、ここまで来るのに、多分30万字くらい書いているわけで、これまた疲れましたね。1文字に0.1viewと考えると、文字の福利ってのは銀行金利よりは高いみたいですね。バブルの時って生まれてないんですけど、金利7%とかマジですか???





「銀行金利はサギや...」と、銀と金の森田にこぼした「金を持たねばサル以下」男は、一体今の低金利時代をどうみてるんですかね。いやおそらくは、あの時代が狂っているだけなんですけども。





狂っていると言ったらMLBも同じですよ(突然の本題)。前回は投手編だったわけで、今回は野手について深堀りしていこうと思います。





実際のところ、投手よりも野手の方が「キモ成績」に関しては豊作な流れがあるので、こっちの方がボリューミーな記事になると思います。寺門ジモンの紹介する飯屋のような充実感を目指しています。





前置きはここまでにしておいて、早速移ってみましょうね!






1.大谷翔平 打率.257 46HR 100打点 26盗塁
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またしてものエントリー。食傷気味の方、いらっしゃるかもしれないが、にしてもしょうがなさ過ぎる。100年に1度だから。ハレー彗星の周期より長いイベントだから。





松井秀喜の日本人シーズン31HRを大きく越えての46HR。しかもその31を前半戦だけで抜き去るという君臨っぷり。別に左打者有利のヤンキースタジアムでもない。これだけでもどうかしているというのに、まさか投手だとは。





そもそもHR王争いの先頭を切る日本人って、そこからもうおかしいから。そんなことないから。ふざけている。ボケ倒している。そんで投手???そんなリアリティのない漫画、集英社では扱っていないから。





私が編集者だったらクビになってたので、ちゃんと違う職で助かったけれども、ところがどっこい現実という事実。いやぁもうスゴい。





日本人で45HR 25盗塁した人って、他に誰か居るかな?と思い、調べてみたんですが、どうやら1950年の小鶴を最後に、NPBで達成者は居ませんでした。そんな70年ぶりの記録をMLBですんな。





こんな活躍してしまったので、結局大谷の試合ばかり観てしまい、他球団の情報に疎くなるという嬉しい悲鳴。これが毎年続いたら、これ程喜ばしいこともないですよね。






2.ウラディミール・ゲレーロjr 打率.311 48HR 111打点 OPS1.002
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こちらもしっかり紹介するしかないですね。大谷と最後までHR王を争って、ペレスと並び48HRで本塁打王になった、もう1人の天才バッター。親父も殿堂入りという筋金入りである。





MLBファンからしたら「アメリカの清宮」。19年の2Aにて、19歳ながら前代未聞の打率4割を残し、目を白黒させた伝説を皮切りに、去年まであまりパッとせず、120kgくらい増えるという、何ともまぁ才能でやっているんだろうなぁと思わせてくる選手。





今年はキャンプまでに15kg減量を施しヤル気十分。大谷同様、後半戦にややスランプがあったものの、それでも、今年22才の成績ではない記録を残した。大学四年生でHR王獲れないですからね。この人もこの人で、才能がケタ違い。





ア・リーグ唯一のOPS1越えというのもあり、打撃の完成度は既に図抜けている。出塁率も軽く4割を越えてきた。大谷よりもいい打者である。しかし彼は投げられないし、1塁守備ですらどこまでやれるか分からない人である。大谷より5歳若いのに。





だが今年の活躍は、今後のMLBを引っ張っていくには十分。首位打者・HR王で、毎回トップ争いをしてくるだろう。怪我だけが怖いけれども、一塁・DHが多くなるだけに、そもそも怪我をする場面が少ないのも、逆に利点になるかもしれない。





ファンには昔から知られていた名前だが、大谷の活躍で、一躍日本でも全国区になってきた。それだけでもファンは満足である。





3.サルバドール・ペレス 打率.273 48HR 121打点
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ここまで、全くサプライズでも何でもない人を選んでしまってホンマすんません。でも今年のペレスも外すわけにはいかないでしょう。





捕手でHR王は、ジョニー・ベンチ以来2人目。加えて同捕手が記録していた捕手最多本塁打を更新する48HRなのでしっかりキモい。





元々から世界一に導いたり、かつては寧ろ捕手としての腕前も評価されているし、捕手で20歳そこそこでMLBに居る時点で、もう大分おかしかったんですが、30を迎えた頃から、それが円熟味を帯び、より圧倒的な存在へとメガ進化してしまいました。





しかしそんな成長をよそに、選球眼が全くもって進化しないのも、このペレスの特徴の1つ。圧倒的な長打力を発揮しているにも関わらず、出塁率は.320を切るレベル。正直、出塁率が低くてもお釣りが来る位の存在感はあるものの、ここまで低いと流石にちゃんとキモい。





加えて、ここまで良質な捕手を揃えているというのに、ロイヤルズが中地区で勝率5割を切るというのはどういうことなのか。大谷にも言えますけど、そんなことがあって良いのか。野球は1人で出来ないのが如実に現れていますね。





ただ、ロイヤルズに有望な若手が集いつつあるのもまた事実。願わくば、ペレスの衰えの前に、また黄金時代を迎えたいところです。





4.フェルナンド・タティスjr 打率.282 42HR 25盗塁
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そしてこちらもナ・リーグHR王。そして肩を千代の富士並みに外しまくっているのに、遊撃手でHR王を獲った彼も忘れちゃいけません。





ゲレーロJrよりも、更に素質だけで野球をやってそうな人。彼も彼で、ショート→1塁への送球で150kmを経験したことがある。2刀流出来るんじゃねぇかと思いますが、そんなことすると更に肩が外れそうなので、自重しましょう。





あまりにも遊撃手でのプレーが荒れまくっているので、途中から外野起用が多くなり、評価が落ちたものの、それでもHR王を獲っているわけで立派。しかし、このまま荒らさが抜けずにコンバートにならないで欲しいですね。





彼を見ると、ハンリー・ラミレスとかホセ・レイエスを思い出す奔放さなので、イケイケドンドンな今は良いですが、何かの表紙でつまづいて、その歯車が戻らなくなるのが、1番怖いですね。2人とも長持ちしなかったですし。





それに加えて、圧倒的な長期契約も交わしてしまったので、その契約がどうなってしまうのやら。この年でもう怪我離脱の多さが清原くらい多い。パドレスの丁半博打の運命や如何に。





5.トレイ・ターナー 打率.328 28HR 32盗塁
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キモ成績とか言いながら、いい成績の野手しか紹介していないという矛盾が生じていますが、ここんところ野手の成績っぷりが豊作で、その矛盾を矛でもって貫いてでも紹介したい成績が多いですね。





トレイ・ターナーもその1人。それも、近年の打力偏重による盗塁数の現象という、全体の流れにもしっかり抗い、28HR・32盗塁と首位打者という、正しくリードオフと言えるような特攻隊長っぷりを見せました。





その成績を買われて、トレード期限のすんででドジャースにトレードされましたが、そこでもシャーザーと共に主力として活躍。数年前から成績も安定しているし、怪我もそれほど多くないので、もっと評価されて欲しい選手でもあります。





しかし、そんな反則級な選手を多数揃えてもなお、ペナントでジャイアンツに屈したのは、MLBの難しさを端的に証明していると思いますね。100勝を越えて2位って一体どうすれば良いんだ。





しかし、プレーオフジャイアンツを下したのは、近年稀にみるアツさでした。まぁジャイアンツが勝って欲しかったんですけどねーーーーー!!!!






5.スターリング・マルテ 打率.310 12HR 47盗塁
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そして満を持して、ここからは「成績が良すぎる」キモ成績から、「成績がキモすぎる」という意味でのキモ成績を紹介していきますね。解釈がデカいですね。通りで宗教戦争が無くならないわけですよ。





しかし、このマルテも通年成績で見れば優秀そのもの。打率3割の47盗塁なんて、ターナーと張り合うリードオフ性能だというのに、どこがそんなに気に食わないのか。





実はマルテ、47盗塁と「両リーグ1位」の盗塁数でありながら、「盗塁王」を獲得できなかったのだ。こんなとんちみたいな事が有り得て良いのだろうか。つまり、いいタイミングで、ナ・リーグア・リーグに渡ってしまったのである。





別にナ・リーグマーリンズでも、ア・リーグのアスレチックスでも、成績を落とさず、どちらでも戦力としてやれてきたのは良かった。しかし、ナ・リーグでは22盗塁で5位。ア・リーグでも25盗塁で6位という悲しみ。圧倒的に盗塁をしておきながら、盗塁王を獲得できなかった。





しかし、ほぼ半分しか試合に出ていないというのに、どちらでもベスト5付近の盗塁数ってのも、冷静に考えたらスゴいことである。





そして悲しいことに、40盗塁以上をこれまで3回やっているのに、まだ盗塁王になれてないのだ。30盗塁以上なら、これで6回目である。そして9年連続盗塁数リーグ10位以内という安定感。なのに低すぎる知名度。不憫すぎる。





優秀な成績を毎年挙げながら、全く有名球団からのオファーがない、少し可哀想な選手。ニューヨーカーに知られるようになるのは、果たしていつの日だろうか。





6.ジョーイ・ギャロ 打率.199 38HR 77打点 出塁率.351
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そして満を持しての登場。ここで出なけりゃ誰が出る!?全てはキモ成績を産むために野球選手になったような、HRサイボーグを紹介しなければならない。





ギャロと言えば、まるでカジノでルーレットを回しているかのような、三振・HR・四球を量産し続ける、世界一インプレーから遠い男。夢という夢を叶え続けるロマン砲





これまで、「100単打より先に100HRを打つ」「三振よりも単打・二塁打で、ファンのテンションが下がる」という、数多のロマンを提供し続けてきた男が、今回もまたやった。





打率1割・38HR。ここからあと2本打ってくれたら、尚伝説になっていたが、冷静に考えてこれでもかなりスゴい。しかも2割切った打率だというのに、出塁率は.351もあるのだ。あのアダム・ダンとて、ここまで極端には出ていなかった。






しかも、今季はヤンキースに移籍後から、更にキモ成績に拍車がかかった。HRのペースは変わらなかったが、より一層確実性がなくなり、移籍後の打率.160。30本のヒットのうち、13HRなので、ヒットの4割がHRというのもキモいですね。





今季は似たような選手に、.198 31HRのレッズ・スアレスも居たが、彼の出塁率は.286とちゃんと酷いので、惜しくも選考から外れてしまった。





これで守備はというと、内外野をかなり上手くこなせるので、足を引っ張るどころか、ギャロはきちんと不可欠な選手である。というより、こんな選手がユーティリティだというのも、MLBの面白さが濃縮されている。そんな選手だと思う。





勿論、そんな成績を叩き出すから、2m近い身長と、軽く110kgは有りそうな体格をしているが、残り外野2人が、ジャッジ・スタントンという肉体万博では、これでも小さく見える。進撃の巨人を見に、ヤンキースタジアムの試合を見よう。





7.コディ・ベリンジャー 打率.165 10HR 出塁率.240
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ここまで、何だかんだでいい成績の選手ばかりを紹介してはいるが、ちゃんと成績が悪い方のキモ成績を紹介しなければならない。しかも、ポッと出のマイナーリーガーではない人が、とんでもないスランプなシーズンを過ごしてしまった。





コディ・ベリンジャーは、ここ5年でデビューした選手の中では、最もビックネームな選手の1人だった。そもそもデビュー年に、ジャッジがア・リーグ新人HR記録の傍ら、ベリンジャーがナ・リーグHR王記録を作っている時点で、そりゃもうとんでもない新人だし、19年にはMVPを獲ってしまった。WSチャンピオンにもなり、最早何もやることがないようなキャリアになりつつあった。





というのに、今年のベリンジャーはどうだ。打率.165 10HR 出塁率.240という、もう見たことがない下降線を辿ってしまったのだ。一昨年のMVPが僅か2年で、来年の雇用すら危ないなんて。どうしてこんなことになってしまったんだ。





詳細を調べてみると、MVPの19年に打率.327も打てていた速球系が、今季は打率.150になっており、理由としてはひとえに怪我とのこと。





20年11月に手術した右肩の可動域に問題があるらしく、加えて今季も肋骨を折ったりしているので、かなりのコンディション不良が察せられる。というよりも、やはり成績の上下が激しすぎる。オセロ・中島くらい乱高下したキャリアになってしまった。





ただ、本日で終わってしまったが、ポストシーズンでの活躍は、近年稀に見るアツさであった。オセロ・中島も、今大分の地方テレビでレギュラーがあるらしい。まずは1歩ずつ、打撃の調子を取り戻してもらいたい。





8.ジャッキー・ブラットリーJr 打率.163 6HR 出塁率.236
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もう3人目のJrで、一体何人Jrが居るんだという話だが、このJrも守備に関しては大したものがある。ただ、打撃の方が毎年微妙である。





20HRが2度で打率.250以上が2度という、もう野球の難易度がバグっているのかと疑うほど、絶妙なパンチ力と、苦手なコンタクトが特徴な彼だが、今年はそれで微笑むことも出来なくなってしまった。





ベリンジャーより更にひどい 打率.163 6HR 出塁率.236という成績を見て、まるで我が子が、受験半年で偏差値40届いていないのを初めて知ったかのような、そんな感覚に襲われた。ベリンジャーなら何かあったのかなと思う。ただブラットリーJrは、いつかこんな感じになるかなとは思ってた。





にしても、警戒はしていたが、想像の遥か下を行ってしまうと流石に当惑してしまう。何故なら彼は、今季428打席も立っているのである。えっ、こんな選手がほぼレギュラーとして出ていたの!?!?と思うプロ野球ファン。私も同感です。





これでなお不思議なのが、所属チームのブリュワーズは、今季ナ・リーグ中地区を制覇していること。更に、不振の打者はブラットリーだけじゃないということ。イエリッチやケインという、看板打者2人も今年は芳しくなかった。





幾ら投手成績が良いとはいえ、改めて強いチームとは何か?そういう哲学的な質問を議論したくなるような今季であった。





9.ヤスマニ・グランダル 打率.240 23HR 出塁率.420 OPS.940
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ここまで数多のキモ成績を紹介してきたが、結局のところダントツでキモいのが大谷翔平だとして、例年なら誰が最もキモいのか。これは悩むところである。いや、大谷の扱いが範馬勇次郎のソレなのよ。





単刀直入に、今季最もNo.2でキモかったのは、ホワイトソックスのヤスマニ・グランダルだろう。今年のグランダルの成績は、今年のみならず、MLB史にしっかり残ってもおかしくない。今年はそれ程キモかった。





打率.240という、見慣れた打率だというのに、出塁率が.420という異常さ。一体どれだけ四球で出ているんだというアンバランスさを持ちつつ、捕手でスイッチヒッターという、マニア心をくすぐるような要素ばかりある、未だに掴みどころがない捕手に進化してしまった。





そして、私が主張したいのはここだけではない。とにかく4月・5月の成績がキモいなんてもんじゃないのだ。4月打率.127 5月打率.136という市外局番のような低さ。そもそもアメリカの市外局番は何番なのか。闇はまた深まるが、出塁率は更にキモい。4月.294 5月.467という数並びらしい。





えっ!?4月も気になるけど、5月の打率.136・出塁率.467って何?????こんなふざけた成績ありますか???一体5月に何があるんだ???と思った私は、「シカゴのオリックス」のような存在感を感じる、あのホワイトソックスに足を踏み入れることになった。





5月の月間成績は正にお宝である。75打席立って、ヒットは僅かに6本。そのうち4本がHR。そして驚愕の四球数29である。





こんなルーレットは見たことが無い。ふざけ過ぎである。こんなにヒットを打たないで、しっかり戦力になれることある???今季のグランダルよりキモい成績は10年は出てこないと思う。ただ大谷が100年ぶりのキモ成績なのが、グランダルにとっての唯一の不幸だった。





しかしグランダル、6月からは「正統派キモ成績」選手へと、静かに変身を遂げる。6月 打率.260 出塁率.402 OPS1.005と見事な修正。8月もOPS1を超えて、オールスター後から更に加速。オールスター後の成績は、打率.337 9HR 出塁率.481 OPS1.154という、打撃型捕手の完成形へと変貌を遂げてしまった。





数年前のドジャース時代に、よくポストシーズンでボールを逸らしまくっていた姿が気になるけども、ここまで打ってしまっては、今季の最強捕手はぺレスではなく、ひょっとしたグランダルなのかもしれない。特にホワイトソックスは久しぶりにア・リーグ中地区で優勝した。その原動力は正しく後半戦のグランダルだろう。





9.最後に





ということで、長かった野手紹介も終わりです。野手は投手よりも例年豊作でしたが、今年は特に豊作でしたね…。実は今季最強バッターなんじゃないかと思われている、ホアン・ソトやブライス・ハーパーが入ってこないという、レベルの高さ。来年はここに、あの常連マイク・トラウトもしっかりランクインして欲しい所。





マイナーでもキモ成績があって、ロイヤルズの有望株、ボビー・ブラッドリーJr(またジュニアかよ)が、打率.290 33HR 29盗塁というキモ成績を叩き出していて、入れようかなと迷いましたが、5月のグランダルを見て諦めました。今年のグランダルはずっと語り継いでいきたいですね。





しかし、今年のMLBは1割台が多かった。あまりに1割台が多すぎて、あんま言いたくないですけど、「野球がよくない方向に進んでいる」とは思っちゃいましたね。ここに挙げてないだけで、1割台あと10人位居ましたから。カージナルスのカーペンターも、まさか1割バッターになるとは。





ということで、ここら辺で振り返りを終えようと思います。これからもブログを更新していきますので、皆様どうぞよろしくお願い致します!!!!









<これも是非>
mochan9393.hatenablog.jp





キモ成績の前編です。投手に的を絞った回となっています。シャーザーの説明が、個人的にいい筆記で書けたかなと思っています。





mochan9393.hatenablog.jp





あの、キモ成績界の範馬勇次郎と化した大谷翔平に、1人刃牙として戦う男をピックアップした回です。大谷とマッケイの「二刀流喧嘩」いつか見てみたいものです。

















シーユーアゲイン なにもあげん