インドのピラニア

野球・相撲 時々その他 自由きままに書く インドのピラニアのように

新外国人 当たる当たらないかは「紙一重」

ペナントレースも最終局面に入った。



1か月前の熱さが今舞い降りたかのような、順位争いのワクワクに想いを馳せたかと思いきや、一歩現実に回帰すれば、「あと1か月でこんなパラダイスも終わってしまうのか」という諸行無常をいやが上にも実感させられてしまう今日この頃。



セ・リーグは広島 パ・リーグは西武が制した裏側で、ひっそりと盛り上がる恒例行事もある。



戦力外通告、誰がクビを切られるか」論争である。(そんなんで盛り上がるな)



本来なら、誰が日本人で残るかで話し合うのだが、まぁおとといの朝4時からブリュワーズの先発ジオ・ゴンザレスを見て、アドレナリンを掻き立てている身としては、新外国人の今後がどーなるかを語るべきだと思うので、今回は外国人に絞って筆舌を振るいたいなぁと思います。



さて、まず結論から言うとタイトルに書いている通り「新外国人 当たる当たらないは『紙一重』」という事に尽きちゃうんですよね・・・。



もう、メジャーリーグを見れば見るほどそうです。しょっちゅう「エー?この選手が当たるの????」と「いやいや、この数字何かの冗談でしょ」の裏切りばかりです。思想がやじろべえぐらいグラグラします。茨城おなじみの山田うどん見たら新外国人思い出すかもしれない。



そして、今年のプロ野球においてそれを代表するのが、DeNAのソトと阪神のロサリオでした。



ソトは自分も初耳の選手でして、成績見ても最後のMLB出場が3年前で、21試合出て0HRでしたし、何ならMLB通算打率.071 出塁率でも.091という、どっからどう見ても「ポンコツ」選手ですね・・・。獣戦士属のカードしかなかった時代の城ノ内君みたいな。



ただ、去年はAAとAAA合わせて .311 24HR OPS.892(出塁率長打率を足した数字 .800以上で優秀)と、
中々の成績を残してはいました。ただ、日ハムのアルシアはOPS1.000超えてて、尚且つMLBで20HR打ったシーズンもあるので、今年来た外人の中でも全然上は居た訳です。



ちなみに、OPS1.000がどれほどの数字かというと「全打席敬遠した方が良いバッター」という事になるんですよ。(出塁率が1.000で長打率が.000 =1.000になるから)つまり、アルシアはマイナーとはいえとんでもないバッターだった訳です。ついでに5年前は「ツインズの将来を背負う男」という立ち位置にいました。



それが、ソトが.308 37HR アルシアが.222 13HRは、マジで
「えぇ~~~~~~~~~~???????????そりゃないですよ~~~~~~~~~~えぇ~~~~~~~~~~~~~???????(トリビアの泉のビビる大木)」にもなっちゃう訳でして、これでは司会の高橋克実の締めコメントも盛り上がらない。



それでその極地が阪神のロサリオなんですよ・・・。f:id:mochan9393:20181004013305j:plain



MLB時代はクアーズフィールドという標高1600mという「阿蘇山(1592m)より高い」という、「野球」というより「登山」な所で試合していたとはいえ、2シーズンで20HR越えと韓国時代の圧倒的な成績を引っさげての登場でした。阪神の3億5000万も「まぁしょうがないよな、ロサリオなら」と、ベースボール見てるファン達も納得していたもんだ。ロサリオが無理という想像は、可能性はあるがそれは低いだろうと楽観的に見ていましたよ。



それが、.242 8HRってもう「別人が来た」んじゃないかって思ってます。  いや、別人です。信じません。んな訳ないじゃん。ぜってーーーーー違う。変装してるんでしょ???? コンラッドが。



コンラッドかメンチなのかどうかはさておいて、300打席以上立っても打てないロサリオは、ある意味衝撃的というか、「こいつが駄目なら誰なら良いんだ??」ってなったのが本音です。それなのにソトのあの成績というのは、ホント野球7不思議です。2つ目からあんま思いつかないですけども。



まぁ、何故活躍しなかったのかを考えるとやはり「阪神という環境がキツい」というのは真っ先に思い浮かんでしまう。というより、「阪神で活躍するの、想像以上にムズくない??」になっちゃいますよね。



2年くらい前に来たヘイグも、3Aの首位打者(.340以上打ってた)でしたが、所属チームのブルージェイズでは、エンカーナシオン(WBCドミニカ代表)とコラベロ(WBCイタリア代表)という、レアル・マドリードみたいな肩書きが集まるチームでは、流石に旗色が悪いと感じて来てくれたんです。実際その年のマイナーでヘイグよりいい打者なんか殆ど居なかったのですが、打率.200前半の低空飛行であえなく敗れ去ってしまったんです。しかし、同じような境遇のゴメスは大活躍したと・・・。



阪神ファンの人は意外と思うかもしれないですけど、獲っている選手の質としては悪くない。むしろイイ部類に入るんです。ポイントは的確に捉えてある。問題はなんらかの理由で活躍しないだけ・・・。



その理由は、個人的な主観ですが「起用法」だと思ってます。というより、他のチームの選手も大抵「起用法」で成功の可否が別れているのでは?と思うんです。



ヘイグで言うと、100打席前後で打率.231 出塁率.339は全く悪くない。不調の月はどんな打者でもこれくらいの打率になります。イチローが262安打の最多記録作ったシーズンですら、打率.300以下が2回もあるというのに・・・。まるで、4月の成績だけでその選手を見ているような・・・。



簡単にファンは「40HR以上打つ外人を!!」って言いますが、そんな選手マイナーには居ません。もっと言うと、「メジャーリーグでもあまり居ない」です。それは日本のプロ野球のレベル、逆になめちゃってる。そんな簡単なリーグではないですよ。プロ野球って。40HR以上となると2・3年の適応期間が欲しいところ。なにせ、中日のビシエドだって、かつては「将来は40HR打てる逸材」ってメジャーリーグのスカウトに太鼓判押されていたんですよ。それが3年目で慣れて25HRですからね。て言うかバースだって1年目30HR前後だったのに。



まぁ、「活躍するまで使い続けない」起用法ミスが圧倒的に多く、4月からバンバカ打ち続ける打者しか使ってないなぁという印象です。もうこんなの完全に運ですよ・・・。絶対にもうちょっと調べたら、7・8月辺りで当たり外人が急降下しているはずです。でもその時は我慢して使っちゃうんだろうなぁ。



100歩譲って4月活躍しないとして、5月から若手使い始めたとして、その外国人より打てる可能性、明らかに低いですよ・・・。って思うんです。最近の新外国人、マイナーの頃からチームの主砲・再建の要として育て上げられた選手だらけなんですよ。ビシエド然り、ドミンゲス然り、アルシア然り。もう持ってる潜在能力はピカイチの選手ばかりなんです。



ドミンゲスは本当に可哀想でしたね・・・。打率.200以下は流石に同情の余地がありますけど、僅か84打数に加えて7HR。という事は単純計算で500打数立ったら42HR(!!)打ってることになるというのに・・・。おまけに3塁の守備全然やらせないで、鈴木大地に任せていたでしょ!!



ドミンゲスの守備力は、自分が査定するなら肩B・守備Bはあります。「将来のゴールドグラバー」と名高かったんですから!!それを今年から3塁初挑戦の・・・。選手会長とはいえ、決して若くもない鈴木に任せてしまうとは・・・・・・。監督が元メジャーリーガーの井口だからこそ本当にがっかりですよ・・・!!!! そしてこのご時世、youtubeで調べたら守備力なんて3分で分かりますよ3分で!!!!!!!



こんな風に「明らかに少し考えたり調べたらそんなミスしない」というミスばかりしているんですよ・・・。現場とフロントの意思疎通が多分とれていないチームって調べたら大分あるかもね。自分の中で外国人起用で意思疎通が図れているのは日ハムだと思います。日ハムは1球団だけ3まわりはレベルが高いですよ。他にもMLBチームからオファーがある状況で、複数年契約を提示することで招き入れたマルティネスとか、上背と球威があるトンキンをMLBと同じリリーフ起用とか、アルシアは微妙に失敗ですけど、あれより良いバッター、マイナーにほとんど居なかったし、ある程度使って駄目でしたから、これはもう「しょうがない」です。こればかりはどうしても出てしまう。



中日が一風変わってて、ビックネームを連れてくるのが上手いんですよ。アルモンテはそこまでの知名度ですが、モーヤとジーMLBファンの間では大分有名でした。特にジーは5年前のメッツのエースで、去年の映像見ても球威が悪くなった形跡も見当たらない状態なので、「本当によくとれたな~~~」ってめちゃ感心しました。



ただ、ジーは4月から125球投げて「今までの野球人生で投げたことが無い球数だ・・・」とコメントした直後に血行障害で帰国するし、モーヤは何故か.300打ってるんで、「モーヤが3割!!?!!!???」と逆にファンの方は驚いちゃうわで予測不能でした。マイナー時代は.230すら厳しいくらいのパワー馬鹿だったのに。それもブランコ級の。中日はどーいう教育をしたのだろうか。これもフロントと現場の意思疎通がとれてないですね。(しかし、モーヤの魔改造は逆に正解だったかもしれないな・・・)



ここまで、ざっと起用法の悪さについての具体例を挙げてきましたが、「どう使っても使い物にならない」選手を使っての失敗も少なからずあります。巨人のベタンコートとか。MLB時代の使われ方知ってます?「9番DH」ですよ。「9番DH」て。しかも左投手打てないからプラトーン起用という。



ベタンコートほどファンから「やめておけ」の声が強かったのもなければ、ここまで予想通りなのも珍しかったですね・・・。あれは獲ってきたスカウトが悪いとしか言えないですね~~~~。



いずれにせよ、データや現地の野球を見てある程度知っているとはいえ、予想するのは難しい。これは野球に限ったことじゃないですね。



競馬の着順も、ここ最近の貴乃花一連の行動も、AマッソM-1 2回戦落ちも、ホンマ「そんなことある??????????」ですからね。



それらを含めた上で、ブログを読んだ後に、新外国人に暖かくエールを送ったり、起用法に「適切」な文句を言えるようになったら、これに勝る幸せってほんとないですよね。




野球ファンに幸あれ。







シーユーアゲイン 何もあげん